おばあちゃんの遺影 [その他]
SWEETTYPEです。
5月来、体調の良くなかったおばあちゃんが8月に容態が急変し、先日88年の人生を見事に勤め上げられました。最後まで、子供、孫、ひ孫が大勢駆けつけて、おばあちゃんは幸せものだったと思います。
2年前の夏祭りの日、普段も遊びに行くとおばあちゃんを撮りますが、この日はなんとなく正面からおばあちゃんの写真を撮りました。レンズを向けたら照れくさそうに笑っていました。その時に撮った写真を遺影にしてくれました。
親族みんなが「良い写真だ」と褒めてくれました。嬉しいですが複雑です。
写真を撮る仕事をしていると、これはきっと宿命です。おのずと生涯に撮る枚数も増えます。
だけども、無表情な遺影より、感情が見える遺影がそこにあると、幸せの瞬間も、記憶がよみがえり、故人を偲ぶ悲しみも、より深くなる気がします。
笑顔のおばあちゃんを見て、こちらも笑顔にさせてくれて、でも余計に悲しくなるのが不思議です。
この仕事を長く続けていると、結婚式で撮影させてもらった新郎新婦さんのおじいちゃん、おばあちゃんが亡くなる事があります。そんな時にメールで「中村さんに撮ってもらった写真を使わせてもらいました」と、連絡をくれた方が何人かいます。
うれしいですが、複雑です。でも、使っていただけたのは、素直に感謝したいと思います。
お二人だけではなくて、出来るだけたくさん撮って、二人にすれば、その時には気にも止まらない写真も、捨てたものではないかもしれません。
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