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持ち込み料金の矛盾 [結婚準備アドバイス]

SWEETTYPEです。


先日、お客様がお越しいただいた際の出来事です。

あるホテルで挙式をされる事になっている新郎新婦様。その日はアルバムの品質などをご確認に仕事場へお越しただけました。

内容をご確認いただいて、特に問題もなかったようだったのですが、お話の最後に「あとは持ち込み料が問題で」というお話になりました。

そのホテルはちょうど1年前くらいまでに4度ほど新郎新婦様のご依頼で撮影に行かせていただきました。そのときには持ち込み料金などの話はまったくなく、私ども持ち込み業者も、撮影に入らせていただいておりました。

ところが、今回の新郎様が、ホテルの写真撮影の料金とビデオの品質のあまりの悪さに、持込業者を頼むと会場に連絡したところ、ホテル側から「持ち込み料金がかかる」といわれたそうです。

1年前までは持ち込み料金がかからなかったホテルが、今年は持ち込み料金がかかる理由。

まず、持込というものが、年間に数件なら、式場もそれほど大きな問題にはしないでしょう。年間500組の挙式をして、そのうちの50組なら1割です。

持ち込み料の基本は、専属の写真、ビデオ、衣装、花、引き出物を頼まなかった場合に発生するのが基本的なことです。あたりませですが。

では、なぜ持ち込み料がかかるようになったのでしょうか。おそらくは持ち込みがあまりに多くなってきて、専属の写真やビデオの依頼が少なくなったからではないでしょうか?

または、単純に専属で頼まない場合は持込料金を取ることにした。

もしくは法外な持込料を突きつけて、専属業者に依頼を促す方法のひとつ。

もっと納得できる理由が欲しいです。


専属業者様の仕事を確保するのも式場の仕事です。

ただ、これでは本来の「新郎新婦」様の事をまったく考えていないと思わずにはいられません。

新郎新婦様が、専属業者の写真やビデオを気に入らないなら、まずは専属の業者が新郎新婦様の気に入るような商品を用意することが先決です。

そうであるはずなのに、持ち込み料を取るという方法は、まったく解決の手段にはなっていません。その「持ち込み料」という制度の背景には本当に「新郎新婦」は存在しているのでしょうか?お二人の気持ちを考えているのでしょうか。

お二人が気に入らないから「外で頼みます」と伝えます。

会場は、ここでで頼まないなら「持ち込み料をいただきます」

違いますよね。絶対。

写真・ビデオに限らず、装花や司会、衣装なども含めて、何にでも「持ち込み料」が発生するような会場は、絶対やめたほうがいいです。お金儲け以外考えていない事がほとんどでしょう。もちろん納得ができる理由があれば話しは別です。

たとえば、契約時にきちんとそういった説明が口頭で新郎新婦様に説明があって、なおかつ持ち込み料がかかるものの式場側の商品ラインナップを事前に確認していてお二人が了解していたり。

会場からお二人に、ご希望通りのものを必ず用意します。と言っていたり。

ご希望のブランドのサイズの衣装をご用意しますと言っているのに、お二人が外から持ち込もうとしたり。

これらに該当するなら新郎新婦様にも非があるでしょう。でもそんな事は本当に稀であると思います。多くは契約後、打ち合わせの中で聞かされたりする事が多いのではないでしょうか。

そういう会場は、「新郎新婦」様のことを考えているでしょうか。
新郎新婦様=「売上」として見ているのではないかと思わずにはいられません。

もちろん、売上がなければ商売は成り立ちません。ただ、お金をもらってサービスを提供する以上、お金を払った人が納得するものを準備する必要があると思っています。

滋賀県のある会場では、配膳のアルバイトの初日から、ろくにサービスの教育も受けることのないまま、披露宴のウェイターをさせられるところもあります。グラスひとつ、お皿ひとつのテーブルへの置き方も説明しないままに「これ持っていけ」と言われて、それが一生に一度の披露宴の場で行われている会場が実際にあります。

本当に「新郎新婦」のことを考えている会場のシステムなら、お二人のご希望に対して、解決方法は持ち込み料という名の「金」ではなく、何かの方法を絶対考えてくれるはずです。もちろん最終的にそれが持ち込み料という形になってしまうのは仕方がないかもしれません。

皆様にはそういう良い会場、新郎新婦様のお気持ちになって本当に心から一緒に考えてくれるプランナー様に出会われることを願っています。

決して見た目、そしてプランナーの人柄だけで会場は決めず、気になる会場は、まずは新郎新婦としてではなく、いちお客として、会場内を適当に歩いて見ることをお勧めします。

京都、滋賀で挙式を考えておられる方なら、まず基本を「京都ブライトンホテル」にしてください。駐車場から正面玄関、クロークからフロント、ロビーを歩くホテルマンの全てが、とても気持ちの良い対応をしてくれます。裏の事は知りません。ww

ただ絶対に表で仕事以外の表情を見せる人は皆無です。

それを確認してから自分たちが挙式をあげて見たい会場へ言って見てください。
当日の進行はプランナーがするのではありません。当日のゲストが接するのはプランナーではありません。案内係であり、ウェイターです。

人生で家と車の次に大金を使う一生に一度の式典です。
新郎新婦様、一生に一度だからこそ、プランナーに任せきりにせず、きちんと自分たちの思いを伝える事をお勧めします。



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