父親の気持ち [結婚式の撮影日ネタ]
SWEETTYPEです。
ご両親への記念品贈呈のシーンでした。
それまで明るくふるまっていた新婦のお父さんが感極まり娘に抱きつきました。
喜びもあると思います。でもそれ以上に、寂しさや切なさで胸が苦しくなっているんだろう、そう思います。だから披露宴の最中は明るく振舞っていたお父さんでした。
毎年の家族旅行や、親子でマラソン大会にも出場するほどの家族の仲のよさがあるから、こういうシーンが生まれる。
作られる感動が多い昨今の結婚式披露宴業界の中で、嘘ではない感情をむき出しにした瞬間がある時に、撮影の仕事をさせてもらっていて本当にうれしいと感じます。
ふざけたように見えますか?
娘の結婚式に、涙流さずシケた雰囲気にならないよう、目一杯会場のゲストにも喜んでもらえるよう、何より娘に笑っていて欲しい気持ちが、この写真です。
かっこよすぎます。
泣けました。
つくずく、ドラマです。
つくずく、カメラマンの感性なんて無意味だと感じます。
つくずく、被写体(とその歴史)が全てだと思います。
大きな声で「写真家」とか「作品」と言ったら、バチがあたります。1枚1枚の全てが、その被写体である新郎新婦さんと回りの人たちの歴史が作り上げるものです。
私に出来る事は、笑ってもらうことくらいです。
いつまでもこれからも家族仲良くして欲しいです。
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