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失敗 [その他]

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SWEETTYPEです。

この仕事を始めて、ミスをした事が何度かあります。
ただ、そのミスを最小限にとどめる事は、経験や、準備である程度可能です。

結婚式の撮影という、新郎新婦様にとっては、一生の思い出になる場面での撮影をしていますので、より慎重に撮影をします。

事前のお客様とのお顔を合わせての打ち合わせは欠かせません。僕がどんな人かわかってもらいたいという事と、お二人がどんな人かわかりたいという気持ちです。

2人以上のカメラマンが動く撮影前には、カメラマンとの打ち合わせも欠かせません。当日スケジュールを確認しながら、どこから撮るか、どう動くか、わかる範囲で打ち合わせをします。

撮影会場につけば、ウロウロ歩き回ります。どこに何があるのか、撮影ポイントはあるか、事前に下見です。

会場担当者さまとのご挨拶は欠かせません。持ち込みで入らせていただく際には平身低頭、できる限りご迷惑のかからないようにお話しをしつつ、事前にお伝えしてもらっていますが、お二人の撮影のご希望でご迷惑になりそうなこともここで相談させてもらっています。

撮影の準備では、スナップは2セット+1セットを使うことの無い予備に持ち込み、2カメラビデオなら、業務用ビデオカメラを3台持ち込んで、不足の事態に備えます。

予備のカメラがあれば、「機材の故障」で撮影ができなくなることはほとんどありませんので、機械的なトラブルによって撮影ができないという事態は解決できます。

上記、できる事は事前に準備します。



問題は「ヒューマンエラー」です。

どれだけ事前に打ち合わせをしても、当日撮影前にチェックをしても、ほんの思い違いや、一瞬の油断でミスが起こります。

立居地の問題、新郎新婦様とカメラマンとの思いの違いでご満足いただけなかった事もあります。音が気に入らないという方もいらっしゃいました。編集後に、個々のお客様へオリジナルで付けていく字幕の文字の字体や映像、写真の色が気に入らないという事もあります。

それでも、上に書いたようなものは、マルチカメラでの恩恵や、修正の対応の後、商品としては問題なく納品できる事です。

ただ、現場での失敗はそうはいきません。過去8年間延べで写真とビデオを合わせて500件以上の撮影をしてきて、今までに2度、完全にSWEETTYPEに落ち度がある、取り返しのつかない失敗をした事がありました。

1回目は、事業を始めて2年目の頃です。
撮影のご依頼も徐々に増えてきて、軌道に乗りかけていた時でした。

披露宴中、新婦様がご両親様へお手紙を読まれるシーンがあります。ご両親の立ち位置、並び順はどの会場でも決まっています。新郎側に新郎ご両親、新婦側に新婦ご両親がほぼ立たれます。ところがその日、その場面で、ご両親はクロスして立っておられました。

カメラマンはそのことに気づかず、新婦がお手紙を読んでおられる間、本来なら、新婦のお手紙を聞いているご両親を撮るべきところを、クロスをしている事に気が付かずに新郎のご両親を記録していました。

途中で気づいて新婦様のご両親を写しましたが、ときすでに遅し。リアルタイムでお手紙を聞いている新婦ご両親の映像はほとんど記録することができませんでした。

撮影後、このような事実があった事をご案内して、お叱りのお言葉をいただいて、当然撮影ができていた新婦様がお手紙を読んでおられる映像と、わずかに撮影した新婦ご両親様の映像を間に挟みこんでご納得をいただくことができましたが、このときばかりは初めての失敗に落ち込み、この仕事を辞めようかと思いました。実際にHPも一度閉鎖しました。

2ヶ月受付を自粛して、頭を冷やして、周りの知人友人に励まされ、もう一度原点に立ち返って、撮影サービスを開始。

このときの新婦様から言われた言葉「こんな事は私だけにしてください」を、今も頭に刻んで、今は撮影前の控え室でビデオカメラマンもご両家ご両親の顔を覚えて撮影しています。

 

2回目は今年に入ってからの事です。

撮影前の準備は、ビデオも写真も設定ができたものを最終チェックを自分でしないと気がすまないのでやっているのですが、この日も設定の確認を完了してから、各カメラマンが撮影を始めました。

撮影は順調、いつもよりもはるかに元気な新郎新婦さんとゲストの方々のおかげで写真のカメラマンをしていた私は楽しい写真が山のように撮影できた一日でした。

ビデオのカメラマンも、帰り道撮影問題なくできたと報告を受けました。

ところが、後日、編集の際に確認をすると、1台のカメラの音声が入っていませんでした。
最初の撮り出しから、1時間は音声が記録がされているのですが、その後ぷっつりと音だけが途絶えています。

幸い、現場では3台のビデオカメラ。加えて音声収録の機材で音声もひろっていたので、通常の記録撮影は問題なく行うことができるのですが、SWEETTYPEでは、お色直しの歓談中に「ビデオメッセージ」という、ゲストの方からビデオカメラに向かって一言お祝いメッセージをいただくシーンがありました。

このシーン、当然ながら音声収録ができていなかったビデオカメラは音声が記録されていませんので、このビデオカメラで撮影したメッセージ20人分の音声が入っていない事態となってしまいました。

しかも、2台のビデオカメラで合計40人分のメッセージを撮影したのに、音声が入っていないほうは、ご友人や会社のご友人ばかりのほうで、新郎新婦様には大変残念な想いをさせてしまいました。

この時も、ミスが判明したときには呆然とし、カメラを確認して何が問題だったのかを確認しましたが、結果は、音声入力の切り替えミスという単純なものでした。

通常本来なら絶対に触ることが無いスイッチが、何かの弾みで触れてしまい、音声収録がされていないという事態になっていたのです。

音声のレベルメーターも出ているのですが、普通なら絶対に触らない所が動いてしまっているので、カメラマンも気が付かないまま撮影をしてしまったということがありました。

単に記録撮影だけなら、メッセージを撮影すること自体が無いので、ミスでもなんでもなくなりますが、ご希望を何でも叶える努力をするサービスを運営している以上、ご希望を叶える事ができなかったという無念を感じ、合わせる顔も無いとも思いましたが、このような場合でも正直にお話しをお伝えして、お詫びをするしかないのが実情です。

該当のカメラマンにも、当初は相当な感情を持って連絡しましたが、音声が無いけれど、一生懸命撮影してくれている映像を見ると、なんとも言えない気持ちになってしまいました。ただ、SWEETTYPEが失敗をした事は事実です。

完璧、というものが存在すれば、それこそ安心ですが、残念ながら人間がする作業である以上は、このようなミスや失敗が起こります。まして結婚式、披露宴はライブです。カメラマンの意思では会場進行をコントロールすることができません。

8年間500組で2回の失敗を、多いと叱責される方もいれば、少ないがんばってると励ましてくれる方もいます。ただ、その1組に当たってしまう可能性は、残念ながらSWEETTYPEではゼロではありません。現状は2/約500です。もちろん経験を踏まえて、できるだけの努力はしていますが、100%ではありません。

お打ち合わせでもご誓約事項ご案内をさせていただいておりますが、このことをよくご理解頂いた上で、ご利用のご検討をくださいましたら幸いです。

上記の2組の新郎新婦様。

今でもブログをご覧になっておられるかわかりませんが、今も経験を胸に、真摯に撮影に取り組んでおります。

大変申し訳ありませんでした。
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結婚式・披露宴のビデオ撮影スナップ撮影
動画で上映、
ライブエンドロール(撮って出しエンドロール)なら
ぜひ
SWEETTYPEにご依頼ください。
結婚式の式場探し、
これだけはチェックしましょう。


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