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1カメラとマルチカメラ [結婚式のビデオスナップ撮影アドバイス]


SWEETTYPEです。

ビデオ撮影には大きくわけると2種類あります。
①1カメラ撮影
②2台以上のマルチカメラ撮影

違いは何かというと、①は撮影したものをほとんど編集することなくそのままお渡しし、②は撮影したものをいったんシステムに取り込んでカットごとの編集作業をしてからお渡しする形になります。

この2点、何が違うかと言いますと、簡単に言うと、サッカーや野球の生中継を頭に浮かべてください。試合開始前は緊張の選手のアップ、試合開始時には会場全体の風景、試合中には選手を追いかけるカメラと、生中継なのになんの違和感もなく場面が切り替わりますね。あれがマルチカメラです。一方1台のカメラしかなければ、会場全体の映像が延々映っている映像になり、おもしろくありません。

①はそのままお渡しするわけですから、挙式、披露宴中もカメラが動かないように三脚を固定して、低位置からパン(三脚の首振り)でお二人を追いかける撮影になります。入場からズームで撮影して、歩いてくる様子、賛美歌、宣誓、指輪の交換などすべての場面で三脚を固定してパンのみでお二人を追いかけるので、安定した映像になりますが、1台のカメラしかないので・移動ができない・早い動きができない・延々同じ場所からの撮影なので見ていて飽きてしまうなどの欠点がたくさんあります。

②は、マルチカメラ撮影です。この場合1台は1カメラ撮影と同じように三脚にカメラを立てて1名がカメラ操作を行い、もう1台が手持ちのカメラで会場全体を移動しながら場面後との盛り上がりにズームをあてる撮影を行います。あくまでも編集を前提とした撮影なので、同時間帯にどちらかのカメラが確実に映っていれば、もう一方のカメラは自由に動き回れるので、ワイヤレスシステムなどを活用する事で、2台のカメラでももっとたくさんのカメラがあるかのような撮影が可能になります。たとえば、挙式入場時、三脚は牧師横からバージンロード全景を撮影し、手持ちカメラは扉口すぐのところから入場時のアップを追いかけ、入場が進んで後姿になった時点で三脚の映像に切り替えて、手持ちのカメラは三脚のカメラと反対側に立って、撮影をすると、牧師右横、牧師左横、入場口からの撮影が可能なので、結果3台のカメラで撮影したかのような映像になるわけです。

説明は難しいので、映像を見れば一目瞭然。
まったく同じ場面の映像を1カメラ、手持ちカメラ、マルチカメラで後から編集したものをご覧ください。

まずこちらが三脚で固定してあるカメラの映像です。ほとんどの撮影サービスの映像がこちらになります。こういう映像が2時間続くと思ってください。

次にこちらが手持ちのカメラの映像になります。

そしてこれがマルチカメラで撮影をして後からの編集でくっつけた映像です。

正直なところ、いまどきの家庭用ビデオカメラの性能はかなりあがりました。もちろん業務用と差はありますが、家庭用カメラもある程度の光量が確保できれば十分綺麗に撮影をすることができます。だからといってはなんですが、1カメラの撮影にわざわざお金を払って業者に依頼するというのはもったいないです。誰かそういうことが好きな知人や、自分たちでカメラを買って、兄弟などに頼んだりすれば、十分綺麗な映像が残ります。せっかく業者に依頼をするのですから、それなりに渡してもらう映像にはプロらしいなにかがあって欲しいですね。

営業させてもらうと、僕らのサービスは一から十まで映像加工をモットーとしています。オープニングから挙式、披露宴の余興、スピーチ、歓談、エンディング。すべての場面で撮影時間よりもはるかに多くの時間をかけて映像に加工を加えてます。

映像をそのまま渡すと言うことは、当日の記録をそのまま渡すわけで、お二人にとってもビデオがどれだけ退屈であろうが、文句の言いようがないわけです。ありのままの映像ですから。でも歓談風景を延々10分間もビデオで見せられて楽しいでしょうか。きっと1回みたら十分だと思います。そういうお客様の思いを理想に変えるのが僕らがやってる仕事です。加工を加えれば加えるほど、かっこよく、感動できる映像になっていくのですが、加工をすればするほど、個人のセンスや感性が加わってくるわけですから、最高によい物ができあがります。

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